土地をご購入される前に
2024年11月7日
2024年11月7日
私は地図を眺めるのが好きです。
地名から昔の情景を想像したり、○○坂など平面だけでは見えない地形を想像してみたり、鉄道の車両基地があるところは当時土地が安かったんだろうなとか、そうすると今すごい発展しているな、とか、見えない背景をあれやこれやと想像するのが好きです。
水がつく地名。
水が連想される地名は地盤が緩くあまりよくないとされています。ネットで調べるとあれやこれやと出てきますがその情報は出典元が明らかにされていない内容を含んでいる場合が多く、もはやフィクションと化しています。調べるきっかけにする程度であれば問題ありませんが、大切な財産の価値にかかわる選定においては全くお勧めできません。詳細はここでは割愛しますが、事実は全く違うという意味で少しだけ例をあげます。
地名の「青野」は、(あお)=湿地・湖沼・水面という原意があり、水がつかない地名であっても地形が関係することがわかります(末尾出典元) では、なぜ水に関係ない地名になっているのか。理由はその地に暮らす人々が水や沼などマイナスに連想される地名を忌み嫌ったからだと考えられています。全ての地名がそうとは限らないのですが、人が集まる地ほど本来の意味と違った漢字を当てている例が多く、水と関係ない名だからといって鵜呑みにできないというのが真相です。
地名の由来。
地形からついた名前もあれば、人とのかかわりや歴史の中でついた名前もあります。新宿のように”新しい宿場町”と安易に想像できる地名もあれば、同じ山手線上の目黒は馬に由来するなど聞くだけではわからない地名もあります。(目黒は諸説あるものも、以前競馬場があったことや下馬など馬の地名が点在することなどを考えると伝わるだけの理由があるのだとわかります。)その他には武家の歴史が詰まっている紀尾井町など、調べると面白い地名がたくさん現存しています。そういった歴史がある場所は裏を返せば地盤が安定しているとも言えるわけで、土地選定の一助になると思います。
土地/敷地の選定
土地の選定は生活圏そして地価に大きく左右されるもので簡単に決められる話ではありません。悩ましいからこそ適切な知識を持つことが重要です。その上で如何に選択をするかということだと思います。選定段階でご相談いただければ建築計画と合わせてご提案することも可です。お仕事帰りの時間帯でもお打合せできますのでご不明な点があればお気軽にお問合せください。